【ジョブ理論とは】ジョブ理論に基づいてアニメの妹キャラを分類してみた

ジョブ理論

みなさんは『ジョブ理論』をご存じですか?

『ジョブ理論とはなんだろうか』という疑問をわかりやすく解説するために、アニメの妹キャラをジョブ理論に基づいて分類してみたいと思います!

ジョブ理論を知りたい方もアニメが好きな方もぜひ最後までご覧ください。



ジョブ理論とは

ジョブ理論

ジョブ理論とは、経営学者クレイトン・クリステンセン教授が提唱した「人はなぜそれを買うのか?」を理論化したものです。

ジョブ理論の主な特徴としては以下の通りです。

  • ある特定の状況で人が成し遂げたい進歩を“ジョブ”と呼ぶ
  • 消費とは“ジョブ”を片づけようとして、特定の製品やサービスを“雇う”ことである
  • 人は置かれた状況によって何を“雇う”か左右される
  • ”ジョブ”には機能的な側面だけでなく、感情的、社会的側面がある

普段手に取るサービスには必ず成し遂げたい目的があります。

ジョブ理論ではその目的を「ジョブ」と位置付けて、ニーズを探っています。

ジョブ理論のメリット

経営の神様と言われるピーター・ドラッカーは「企業が考えるニーズと、実際の顧客ニーズは、基本的に乖離している」と言っています。

ジョブ理論はまさにこうした「ニーズのずれ」を解消するために役立つ考え方でしょう。

では実例をもとにニーズのずれを考えてみましょう!

ジョブ理論の実例

ジョブ理論で有名なのは作中に登場する”ミルクシェイク”の事例です。

あるファーストフードチェーンでミルクシェイクの売上をあげるプロジェクトを実施していた際、商品に関する主に定量的な分析(価格や分量、味の好み etc)を反映させても、売上にはまったく結びつきませんでした。

そこでクリステンセンは、冒頭でも紹介した「なぜあなたはそのミルクシェイクを雇用したのですか?」という問いに立つことで、初めてミルクシェイクが抱える課題の本質に近づいたのです。

その本質とは、「会社までの長く退屈な車運転の最中に、もっとも適当な商品」としてミルクシェイクが選ばれている、ということでした。

ジョブ理論でアニメの妹キャラを分類してみた

ジョブ理論

運営者のWEBマーケター4人で話していた時のことです。

「〇〇!もっとも好きなアニメの妹キャラは誰だ??」

「桐乃!」

「月火ちゃん!」

「憂ちゃん!」

「司波深雪!」

「・・・それはお兄様のやつや」

「うまるちゃん!」

「ないない」

と言うような他愛もない話で盛り上がっていました。

ただ一向に決着がつきません。

そこで解決させるために仮説が思いつきました。

アニメに登場する妹キャラによって「視聴者が求めている欲求・課題」は異なるのでは??

WEBマーケターの一人は考えました。

ジョブ理論をベースに「妹キャラがなぜ人気なのか」を考えたら面白いのではないだろうか!と。

また妹キャラの性格によってユーザーの課題を、欲求を解決してくれるのではないか!と。
 

妹キャラに何をもとめているのか

先に結論から話したいと思います。

●ジョブの方向性

現実とはかけ離れているレベルの「デレデレになっている女の子」をみたい。

なんでそれを見たいか?:普段、女の子がデレデレするシーンを見ることができないため。
 

●ジョブの解決を阻害する課題

悲しいことに現実にいない。

ユーザー本人の圧倒的努力で「デレデレになっている女の子」を見れるわけではない。

●ジョブの解決策

アニメという媒体で理想の「デレデレになっている可愛い女の子」を映像化してあげる。

※少女漫画ではダメなのか。

もちろん少女漫画でも「デレデレになっている可愛い女の子」は見れます。

しかし、少女漫画って「デレデレになっている可愛い女の子」を見ることが目的でしょうか!?

どっちかというと「恋愛感情が揺れ動く状態」や「恋愛のもどかしさ」みたいなものをフィクションでさらに誇張してユーザーに届けることが多いのではないでしょうか。

(あくまでも「作品」ではなく「キャラクター」に焦点を当てております。)

桐乃ちゃんから考える片付けるジョブとは

しかし妹キャラって色々いますよね。

まずは考えるに当たって、おそらく日本のアニヲタ達の中でも圧倒的な知名度を誇る「桐乃ちゃん」が解決できる『ジョブとは何か』から考えてみました。

最初に特徴をあげます。

桐乃ちゃんの特徴

  • 可愛い
  • 王道ツンデレ型
  • 気が強い
  • エロゲヲタク
  • モデル
  • 可愛い
  • 運動神経良い
  • 活発
  • アッキハッバラーーーー

異論は認めません(迫真)

そしてフレームに落とし込むと・・・

●ジョブの方向性

今まで全く懐かなかった、むしろ大っ嫌いだった女の子があるきっかけで「デレデレになっている女の子」をみたい。

なんでそれを見たいか?

大っ嫌いからのデレデレの落差を楽しみたい。

●ジョブの解決を阻害する課題

まず「嫌われる」という、メンタルをえぐってくるイベントが待っている。

悲しいことに現実にいない。

ユーザー本人の圧倒的努力で「デレデレになっている女の子」を見れるわけではない。

●ジョブの解決策

アニメという媒体で理想の「デレデレになっている可愛い女の子」を映像化してあげる。

どうでしょうか。

桐乃好きの皆さん、「桐乃が解決できるジョブとは何か」なんて考えたことはありましたでしょうか。

各妹それぞれのカテゴリから考える片付けるべきジョブとは?

アニメの妹キャラは世の中にたくさんいますが、

そこで解決できるジョブを探るために、マトリクスを作成しました。

縦軸:ツンデレ系↔︎素直系

横軸:性格難あり系↔︎家事・学業完璧系

妹マトリクス

ツンデレ×性格難あり系:桐乃・沙霧・タイプ

ツンデレ×家事・学業完璧系:直葉・みかんタイプ

素直×性格難あり系:シロ・レム・うまるタイプ

素直×家事・学業完璧系:憂・司波深雪タイプ

どうでしょうか。

異論は認めます。

ツンデレ×性格難あり系:桐乃・沙霧・タイプ

解決できるジョブ:

自分だけしか対処できない、大っ嫌いからのデレデレになっている女の子の落差を楽しみたい。

ツンデレ×家事・学業完璧系:直葉・みかんタイプ

解決できるジョブ:

なんでもできる優等生タイプの女の子+大っ嫌いからのデレデレになっている女の子の落差を楽しみたい。

素直×性格難あり系:シロ・レム・うまるタイプ

解決できるジョブ:

自分だけしか対処できない+最初っからデレッデレな状態を楽しみたい。

素直×家事・学業完璧系:憂・司波深雪タイプ

解決できるジョブ:

なんでもできる優等生タイプの女の子が最初っからデレッデレな状態を楽しみたい。

ジョブ理論で妹キャラを分類してみたまとめ

今回は『ジョブ理論』をわかりやすく解説するために、アニメの妹キャラをジョブ理論に基づいて分類してみました。

最後まで読んでくださった方はジョブ理論についても妹キャラについても既に完璧なことでしょう。

もっとジョブ理論について詳しく知りたい方にはこちらの書籍もおすすめです。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。